地域への大学開放を進めるために
センター長 滝 欽二

 文部省の資料(平成10年度)によれば、生涯学習教育研究センターを設置している全国の国公立・私立大学(短大を除く)は、142大学にものぼっています。
国立大学に限れば、平成11年度に設置された1校を加えると、現時点で21大学に設置されている状況にあります。大学開放の窓口としての役割を担うべく、近年、全国各地に積極的に開設されていることを示しています。
 ご承知のように、静岡大学には、平成9年度に、国立大学第15番目の施設として本センターが設置され、本年度は、4年目を迎えました。この間、歴代のセンター長、センター専任教官をはじめとして、学内の委員の皆様により、大学開放にかかわる様々な事業活動や、社会教育主事講習、さらには生涯学習関連の教育研究が進められてまいりました。それらの成果は、研究紀要「生涯学習教育研究」や広報誌「地域と大学」に報告されているところであります。
 私は、この4月より本生涯学習教育研究センターの第3代センター長を勤めることとなりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本年度は、本センターの過去3年間の実績と経験を踏まえて、さらに積極的な大学開放を進めるべく、広報活動に主眼を置いて、地域との結びつきを強めたいと考えています。
 公開講座の充実や公開シンポジウム、調査研究などの諸事業の推進とともに、各事業の地域への広報活動もまた大切なことだと思っています。
 地域と大学を結ぶために、どうぞ皆様のご協力、ご支援ならびにご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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