開設期日 |
9/1,9/22,10/6,10/20,10/27 |
9/22,9/29,10/13,10/27,11/3 |
9/8,9/22,9/29,10/6,10/20 |
10/6,10/13,10/20,11/3,11/17 |
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講座概要 |
現在、静岡・清水両市では、地方中枢拠点都市をめざして、合併協議が進められている。この静清地区は、それぞれの歩んできた近世・近代社会の都市機能は異なりながらも、有度山塊を挟んで東西につながる地形と気候温暖な風土を共有して今日の都市発展につながった。この講座は、合併問題を機会に、この地の古くからの地形・地質の特徴、原始社会の共有する地域文化圏、古代豪族のダイナミックな歴史、共有する文学的風土、現在の都市近郊農業などを見つめ直し、この地の文化と伝統を考えることが、静清地区の今後の発展のための共通基盤であることを認識する。 |
これまで静岡は、関東と関西の間に挟まれ、東京と名古屋の中間に位置すると言われることが多かった。もちろん、東海道が現在の静岡県を東西に横断しているように、東西の軸は、静岡にとって重要なものである。しかし、過去を考えるにあたって、また21世紀を展望するにあたって、静岡県の南に海が広がり、太平洋が世界への出入り口となってきたことは見逃すことのできない点である。この講座は、静岡の地域史を学ぶだけでなく、さらに静岡と世界とのつながりを考察して、静岡の歴史や文化を国際的な視点からとらえることを狙いとする。 |
前世紀は、科学技術の世紀と言っても良いであろう。ほとんどの機械がこの世紀に生まれ、完成していった。我々の生活は、飛躍的に豊かなものとなっていったが、20世紀も後半になり、効率一辺倒ではなく、その機械を操作する人間の存在、さらには人間もその一部である自然環境への配慮にも目が向けられるようになってきた。この講座は、健常者ばかりでなくすべての人々にとって快適であるべき町、より多くの人々が操作できる機械、患者の負担が少しでも軽くなるような医療を推進していくことが、21世紀の技術開発においてますます重要であることを考える。 |
日進月歩の技術革新、インターネットに代表される情報化社会の進展は、私たちの日常生活にどう活かされ、どのような社会をつくることを目指すのか。人とそのくらしに一見縁遠いようにも見える工学や情報学の最先端の成果は、人々の生活の中で出てきた問題に直接的に応え、それを乗り越えるために生み出されてきたものである。そのことを、リサイクル技術、障害者支援の最先端技術、教育や文学に広がりと深みを与える情報化など、工学と情報学を武器に人間と社会の可能性を拡げる一連の研究・実践を見るなかで実感したい。この講座は、工学と情報学の研究拠点である静岡大学浜松キャンパスで積み重ねられてきた研究の成果を初心者にもわかりやすく紹介し、工学と情報学の現在を身近に感じ取ってもらう。 |
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