"学習支援ネットワークはいなん"の実践
〜地域センターとしての定時制高校〜

西川 徹

1  設立の趣旨
 ア 地域の人材活用をめぐる状況
 (1)学校側の事情(教育改革の中で)
 (2)地域社会の成熟
 (3)人材活用の実情
 (4)人材活用がもたらす教育効果
 イ なぜボランティアなのか
 (1)住民が学校に主体的に関わることができる。
 (2)学校を核として、様々な団体をネットワークで結ぶ。
 ウ なぜ定時制なのか
 (1)定時制高校は人数が少なく小回りが利く。
 (2)生徒が社会との結びつきが強い。
 (3)夜であるため、現役の社会人の参加が容易。
 (4)社会の生きた知恵を教えることが重要。

2 スタートから現在に至るまで
 平成12年度
 周辺市町村への会員の推薦依頼…行政
 広報活動…パンフレット
 設立総会
   活動方針
 (ア) 運営方針 当面は、ネットワークを充実・拡大させ、地域の智恵を集約する活動   及び、会員間の交流を深めて互いに資質を高め合う活動に重点をおく。
 (イ) 運営委員会 2ヵ月に1回程度の例会をもち、授業参観、会員による講演、現代   的な話題の紹介などの研修と学校や会員からの提案について協議する。
 (ウ) 会員の授業参加 会員の参加する授業は公開授業とし、講演会は住民も受講でき   る。会員が参加した授業、講演会について意見交換し、より良い方向を模索する。
 (エ) 次年度の活動 4月末に運営委員会を開催し、学校の年間授業計画の中で必要な   人材、会員の授業参加、会員相互に学び合う機会等の年間活動計画を作成する。
・平成13年度
  会員参加の授業と運営委員会…第1回目のものを例示

3 今後の課題
 ・榛原町と相良町に限られた組織の構成員を他市町村にも拡大する。
 ・教育情報を適切に公開し、学校教育への協力者を如何に拡大するか。
 ・協力者にとっても 如何にメリットのあるものにするのか。
 ・運営資金をどこから捻出するか。


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