レディングの"有名人"の方々
- レディング Reading
- は、ボートの三人男 というユーモア小説にも登場する歴史ある町です。
- オスカー・ワイルド
- 「サロメ」の作者でイギリス文学を代表する作家の一人オスカー・ワイルドが、ホモ・セクシュアルの罪で投獄された刑務所がレディングにあります。
- H・F・タルボット
- 写真技術の発明者の一人。レディングを拠点に写真という新技術を「商品化」した人らしいです。詳しくはこのページ。
- アイルトン・セナ
- 意外かも知れませんがF3時代からF1の初期、セナはレディングに住んでいました。フェラーリを除けばF1の有力チームはほとんど英国に本拠を置いていますし、世界を転戦するにもヒースローに近いレディングは便利なのです。
Chelsea Close 11 番地
- 彼が住んだチェルシー・クローズという通りは、彼にちなんで「セナ・クローズ」という名前に変更しようという運動が起こっています。このニュースを伝えた'94年6月23日付けの『レディング・スタンダード』紙の記事を一部紹介しましょう。日本語訳
- レイ・ホーキンス氏(ヒーラス・デパート配送員)はレディング時代のセナをこう語る。「こう言っちゃ何だけど、お互いクルマを運転して稼ぐ商売だろ。最初から他人とは思えなかったね。気さくだし、いい奴だったよ」。
- ウェイン・ラッセル氏 セナが住んだチェルシークローズ11番に現在住む。「この住所に来るセナへの手紙はみんな転送したんだ。今でもセナのレーシング仲間からクリスマスカードが届くよ」。ラッセル氏はセナが11番から越した後、セナのレースを見に行ったことがあるそうだ。──彼自身はマンセルのファンなのだが。
- 金沢碧さん
- 私事で恐縮ですが、中村雅俊主演の「俺達の〜」シリーズ、けっこう好きでした(若い人は知らないだろうなぁ)。金沢さんは確か「俺達の旅路」か「俺達の祭り」のマドンナ役ではなかったかと思います。現在はご主人について英国に来られ、レディングに住まれているとのことです(しかしまだ会ったことはない)。
- 番外編1
- ちなみに片山右京はかつて、Surry州 Oxham に住みティレル・ドライバーとしてF1を転戦していました。それまでの日本人F1ドライバーに比べ、彼は英国で随分人気があって、サインをせがまれる場面も多かったような気がします。イギリスに居を構えるだけでなく、クリケットのチームに入ったり英語でジョークを言ったり、溶け込もうという努力をしていたようです。あるイギリスの新聞が、彼のイニシャルのU.K.にかけて "The Rising Son, U.K."(大英帝国の輝ける息子)と書いたこともあり、知名度も抜群。
- ジョークと言えば彼は、こんなすさまじいやつを飛ばしたことがあります。──「ある男が記憶喪失になって、自分が誰か思い出そうとしていた。最初に相談した相手はこう言った。『おまえは髪の毛も耳もないからヘビの仲間だろう。ヘビの所へ行ってみな』。ヘビの所へ行ってみると彼はこう答えた。『おまえなんか知らない。...あれ、どこかで見たな...そうだ、火傷をして髪と耳をなくしたおまえはニキ・ラウダだ』──というものですが、F1関係者や報道陣を前にして、F1の英雄であり、現在名門フェラーリのアドバイザーを努めるラウダをここまでコケにしたのですから、勇気があります。これを聞いたとき、大部分の関係者が顔をしかめるなかで、セナは腹を抱えて笑い転げ、ベルガーも爆笑しながらフェラーリのモーターホームに走ってラウダに知らせに行ったとか...。
- 番外編2
- レーシング・ドライバーと言えば、我が GICの"Rising Son"増田哲治を忘れるわけにはいきません。在学中から Formula Vauxhall Junior へ参戦、「英国暁星国際大学」のステッカーを車体の横につけ何度も優勝しました。いずれF3、F1とステップアップするものと期待しています。Come On! and Good Luck!
- P.S. (今は無き)ヤオハンのイベントホールで、レーシングカーに息子をのせて写真撮影してくれてありがとう!
- 番外編の番外
- あとソニング在住のユリ・ゲラー(ソニング・ブリッジのたもとの何とかコートという豪邸に住んでいるらしい...まだまだ現役だし。)、ヘンリー付近に別荘を持っているらしいジョージ・ハリソン(時々、Violet & Cream というティールームに夫妻で来るそうです...)などレディング近郊にもけっこう有名人出没スポットがあるようです。
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